目が覚めて時計を見ると5時半でした。
ネットカフェのナイトパックは6時までだったので、丁度良いタイミング。
外はまだ薄暗い。荷物をまとめて出発です。
R42を和歌山市から潮岬に向けて走ります。
濡れてしまったヘルメットも乾いたし、今日は晴れと天気予報が言っていたので気分ものってきました。
途中、ガソリンスタンドで給油。寒かったのでレインコートを羽織りました。
交通量は少なく、自分のペースで走れるので快適です。
海岸線を走ると港、港でその町の表情が変わっていきます。
ただ通り過ぎるだけですが、それが妙に楽しいです。
9時半頃。潮岬に到着!
それにしてもなんも無いとこだ。あるのは風と芝生と海。
そして「ここで写真撮っとけ」といわんばかりの石碑だ。
さびれた観光タワーから流れる、よく分からない音楽が余計に孤独を煽ります。
潮岬から旅の折り返しです。
思ったよりも早く潮岬に着いたので、少し余裕が生まれました。
10時頃、交通量が増え、ツーリング中のバイクも増えてきました。
気温も上がり、快適です。
捕鯨の町、太地町。
小さな港町ですが、町全体で鯨を全面に押しているのがよくわかります。
ここで少し寄り道をします。
太地と言えば玻璃長石。
手書きの地図を頼りに露頭を探します。
民家のすぐ裏に露頭がありました。
ぼろぼろに風化した花崗斑岩から玻璃長石が飛び出ています。
地面をよく観察すると分離した玻璃長石や、高温石英が落ちています。
玻璃長石を広いながら、草むらをかき分けていると、なにやら足下で茶色くてシマシマの細長いの動いた・・・。
うわあああ!マムシやああ!!
びびってそれ以上はやめておきましたw
丁度、お昼でお腹も減ったので、鯨丼というものを食べました。
特に美味しいということもなく普通でしたw
和歌山市からずっとR42で海岸線を走ってきましたが、熊野川河口付近からR168に逸れて、奈良県を南北に縦断します。
奈良県南部は奥深い山々が連なっていて、昔からバイクで走ってみたいという思いがあったんです。
R168に入る手前でCBに給油。気合いを入れます。
道の遥かしたに川、峠を越えてもまた峠という景色が永延と続きます。
特に熊野川の河原の広さには感動しました。
途中、滝をいくつか見かけました。
対岸の山の岩肌に滝が見えたりと鳥肌ものです。
この一帯は日本でも有数の多雨地帯なので、山が保つ水量も相当なものでしょう。
十津川村を抜けて、五條市まで走りきった時はもうくたくたです。
タイヤも削れまくりでした。
紀伊山地の霊場と参詣道、熊野古道が世界遺産に登録されましたが、
昔の人は徒歩で山を越えて移動していたと考えると脅威です。
ただ通り過ぎただけですが、世界遺産に登録された地だけあって神秘的な自然環境です。
自分の住んでいる街とは完全に別世界だと感じました。
いつか霊場と参詣道も歩いてみたいものです。
五條市に出た後はR24を京田辺まで走り、枚方へ。
無事、自宅に到着。日の出ているうちに帰ることができました。
やっぱり一人で行ったことの無い場所に行くというのは良いです!
いい旅でした!そして俺の夏休みは終わった・・・!!
1日目走行距離:160km
2日目走行距離:440km
合計:600km
2009/09/13
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