祠の裏の工事現場が採集ができなくなり、次に見をつけたのがこの露頭。
フィールドワークの授業の時に見つけました。
100m程の広い露頭で、砂利道の農道をひいた時に削ったみたいですが、
これ以上工事をする気配は今のところありません。
ここは長く楽しめそうです。
粘土層に褐鉄鉱の脈が入り乱れています。
この露頭から出る化石は褐鉄鉱に置き換えられている為、ずっしりと重い化石らしい化石が採れる。
脈に近過ぎると、かえって状態は悪い傾向にある。
場所を数メートル移動しただけで全く保存状態が違ってくるから不思議だ。
風化面に取り残された貝の化石。
褐鉄鉱化した化石は母岩より固い為、風化面を探すと地表に飛びでていることが多い。
保存状態の良い化石。
殻の表面にツヤがあり縞模様も奇麗に残っている。
採集した貝の化石の9割近くが合弁だった。
そして地層には貝が密集している箇所というのも見当たらない。何処からでもぽつぽつと出てくる感じだ。
湖成層は海のように波は無い。死んだ貝はばらばらになることも無く、その場で埋もれていったんでしょうね。
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