2009/08/23

化石採集 in 仰木 2

祠の裏の工事現場が採集ができなくなり、次に見をつけたのがこの露頭。
フィールドワークの授業の時に見つけました。
100m程の広い露頭で、砂利道の農道をひいた時に削ったみたいですが、
これ以上工事をする気配は今のところありません。
ここは長く楽しめそうです。


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粘土層に褐鉄鉱の脈が入り乱れています。
この露頭から出る化石は褐鉄鉱に置き換えられている為、ずっしりと重い化石らしい化石が採れる。
脈に近過ぎると、かえって状態は悪い傾向にある。
場所を数メートル移動しただけで全く保存状態が違ってくるから不思議だ。



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風化面に取り残された貝の化石。
褐鉄鉱化した化石は母岩より固い為、風化面を探すと地表に飛びでていることが多い。


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保存状態の良い化石。
殻の表面にツヤがあり縞模様も奇麗に残っている。


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採集した貝の化石の9割近くが合弁だった。
そして地層には貝が密集している箇所というのも見当たらない。何処からでもぽつぽつと出てくる感じだ。
湖成層は海のように波は無い。死んだ貝はばらばらになることも無く、その場で埋もれていったんでしょうね。

2009/08/22

化石採集 in 仰木

最近、暇な時は仰木で化石採集をしています。
仰木周辺には古琵琶湖層群堅田累層が広がっています。
約100万年前に形成された小規模な湖(堅田湖)で堆積した地層です。

7月下旬、前期の授業も一段落付いたので、近くの里山をバイクでぶらーっとしていると道路工事の現場に遭遇しました。
この辺りからも古琵琶湖層の化石がでることは知っていたので、期待しながら少し覗いてみるとぽつぽつと露頭の表面に貝の化石が顔をだしています。
工事現場なので派手なことはせず、表面採集で化石を拾いました。



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お盆開け。また来てみたら予想以上に工事が進んでいた。
切り崩された岩も奇麗に撤去され、採集不可能な状況です。
もうちょっと早く見つけてればよかったなぁ・・・。



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田んぼの中にぽつんとある祠。(蟲師の映画にも登場してます)
夜来たら幽霊でも居てそうで個人的に気に入っています。
道路工事はこの祠の真後ろなんですよ・・・。
近年、仰木は住宅整備や道路工事が活発なようで、今後も化石産出を密かに期待してますが、
反面、のどかな風景が壊されていくのは非常に残念です。



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