春休みは終わろうとしているし、家にいるのも嫌なので、思い切ってT町へ行ってきました。
目的はT町Iの黒雲母です。
ここの黒雲母は「日本の鉱物」(成美堂出版)にも載っているとおり、標本として理想的な結晶形をしています。
黒雲母ってありふれた鉱物ですが、標本となると実は持っていなかったりするんですよね。
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手ぶらで来たので、採集道具一切なし。
それでも小川の砂の中から六角柱状のころころした結晶が拾えました。
ザルとスコップとピンセットがあれば効率よく採集できたな・・・。
コンクリの砂防ダムの向うに黒雲母トーナル班岩の露頭がありました。
この黒雲母トーナル班岩が風化し、そこから黒雲母が分離しているようです。
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2時間ほど採集した成果です。
サイズは〜10mmまでといった感じです。
風化しやすい黒雲母が、ここまで結晶形を残したまま、分離しているのは珍しいです。
試しにへき開に沿って爪を立てても、なかなか剥がれません。
黒雲母のくせに!!
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T町は新生代第三紀の化石もでます。(むしろこっちの方が有名)
次に来る時は化石を採ろうと露頭を見て回ってたら、
道の向うから中学時代に本で見た覚えのある人物が・・・!
思わず「化石の本だされてる方ですよね!?Oさん?」と声をかけてしまった。
間違いなくO氏でしたw
その後、O氏にシャコのでた露頭を案内してもらったり、採れたてのツリテラを頂きました。
ありがとうございました。
T町周辺はバイクで走っても気持ちの良いところでした。
1 件のコメント:
はじめまして...!
クロウンモって簡単に見つかるんですか?
私はまだシロウンモしかさわったことなくて。
クロウンモってどういうところにあるのか教えていただけたら幸いです。
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