以前、大学で同じクラスのY君と交通違反切符の見せ合いっこをしていたら、偶然にも本籍が同じだった。
びっくりして詳しく聞いてみるとお互い父親の田舎が一緒。
世間は狭いというけど本当みたいです。
お互いバイクに乗っているので、一緒にバイクで帰省しようという話になりました。
金曜日の放課後。16:30。Y君と宍粟市へ向かって走り出した。
お金は無いが時間と体力ならある! ということで有料道路を使わずに行くことにしました。
滋賀県を出発し、国道171号線で京都、大阪を抜け、国道2号線で神戸、明石を抜けるルートです。
瀬戸内海の海岸沿いを走りましたが、海が見える頃には日は暮れ、おまけに渋滞していて残念でした。
市街地はずっと渋滞ばかりでしたが、加古川バイパスからは流れも速く良いペースで走れました。
淡路島の夜景とライトアップされた明石海峡大橋が奇麗。
この辺りで悲惨なバイクの事故跡と血痕を見てしまう。
二人ともびびりながら、安全運転を心がける。
田舎に近づき、今まで延々と走ってきた知らない道が急に見覚えのある道に繋がった。
この瞬間って良い。
何の変哲も無い道だけど自分には懐かしい。
そしてミラーに写ったY君の記憶の中にもあると考えるとなんとも不思議でした。
夜11:00。
Y君の祖父の家に到着。
そこからは一人でバイクを走らせます。
15分ぐらいで隣町の僕の祖母の家に到着しました。
祖母は起きていて、暖かく迎えてくれました。
めでたし。